番外編その①

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「困るのは″食事゛に。でしょ?」 「あれ、バレちゃった?」 クスクスと笑い合う二人。 「でも。ナミが心配でもあるんだぞ?」 「はいはい。わかったから…掃除手伝って?」 「あ!今の絶対信じてないだろ!?」 ストンッ…と木から降りると、ナミと呼ばれた少女に近づく少年。 「信じてるってば!!…あ!そこ! 掃除したばっかりなんだから散らさないでよ!?」 「…っと、ごめんごめん。 でもさ、もうそんな人間地味た事しなくてもいいんじゃない?」 人間と言った言葉に顔を少しムスッとすると、腰に手を当てるとナミは大きな声で言った。 「ハルはしなくていいかもしれないけど、私はこれからもずっと゛人間地味た事゛をするの!」 「はいはい。わかったから…俺の朝ご飯まだなの?」 「掃除が終わったらね。 我慢できないんだったらトマトジュースでも飲めばいいじゃない」 「いや…それは無理だな」 「なんで?」
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