0人が本棚に入れています
本棚に追加
そしてナキはずっと泣き叫んでいた。声が渇れるまでずっと。
(おとうさん、おとうさん、を探さなきゃ・・・)
そう思いふらふらながらも歩いた
「おとうさん、おとうさん、どこ!返事して!」
ほとんど声がでない状態で叫んだ。返事は帰ってこなかった。しばらくして建物に潰されている人の遺体を見てナキはその場に崩れ落ちた
「おとう、さん?」
ナキの父親だった。ナキの心は壊れてしまった
「は、ははは・・・」
ナキは笑った。おかしいわけでもない。笑った
「神様、ひどいよ・・・」
最初のコメントを投稿しよう!