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独りでやっていこうと決めていたのに、自分の気持ちに負けた結果、またふりだしに戻った。
「行き先は相談に乗ってもいいわよ。
ほら、最初に会ったとき話したでしょ。
理沙がやってるレストラン、いくつかあるのよ。
わたしたちが行くのは会社に近いところに決まってるし、そうじゃない東京の外れの店をお世話してもいいんだから。
引っ越し先もお世話するわ。
一週間もあれば結論を出せるわよね」
つまり、一週間すぎたら知らないぞという脅しなのだ。
静華の眼差しを見ればそうとしか取れなかった。
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