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私達4人は同じクラスで6-1組。4年の頃からメンバーは変わらないので、みんな仲がいい 席は私と駿が隣、健太と澪は少し遠くの席。 「はーい着席」 先生が入ってきて、ざわざわした教室も静かになる (今年の担任は……) 「えー今回6-1組担任になりました、秋田谷浩二です。よろしくお願いします」 すると 「えー!またあっきー!?」 「3年連続じゃん!!」 クラスにどっと歓声が沸き起こった そう秋田谷先生、通称あっきーは4年からずっと私達の担任を受け持っている まぁ、いい先生だから私は寧ろ嬉しいのだが…。 「またあっきーだな」 駿が突如、耳にこそっと話しかけてきた 「うん、そーだね」 「俺、違う人がよかったなー」 「え、なんで?いいじゃん」 「よくねーよ、 何かと俺にかまってくるし」 「好かれてんだよ!きっと」 「うれしくねー」 駿はむすっと不貞腐れた顔をした …………………………………………………………… 放課後になり私達4人は秘密基地に集まって遊ぶことにした 家に帰って、急いで行くと 「おーい沙織ー!」 「健太!早いよ…」 家から秘密基地まで近い順に並べると健太、私、駿、澪の順だ だから必然的に健太が一番早く着く。 続いて私、澪、駿が集まる 駿はダラダラ(?)しているらしくて最後に来る、 「今日さ凄いもの持ってきたんだよ!」 「ん?なになに」 健太はリュックから箱みたいなものを取り出した その箱の表面にはある文字が書かれていた 「タイムカプセル………?」
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