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その青年は、おこりっポイ自分が大キライでした。
ですから、町を出る事にしたのです。
新しい自分を見つけたかったのです。
そして、北の島の、ある山の中の町に、仕事を見つけました。
その仕事場についた、青年は、とてもビックリしました。
そこの親方の娘が、亡くなってしまった、少女にとても、そっくりだったからです。
でも、その青年は、心を閉ざしたままでした。
とてもよく働く、青年と、
仕事場の人たちは、すぐに、友達になりました。
親方も、青年の事をとても、気にいりました。
でも、誰よりもその青年の事を、気にいっていたのは、
青年より、少し年上の、その親方の娘でした。
娘は青年を毎日、散歩にさそいます。
そして、毎日、毎日、娘は青年に、話しかけました。
やがて、その青年は、その閉ざしていた心を、少しずつ開くようになりました。
しばらくすると、その二人は愛し合うように成りました。
親方も二人の事をみとめ、結こんの許しもだし、
青年と娘は、夢の様な日々を、とてもしあわせに、くらしました。
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