最終章・時代の流れ

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話がまとまらないのが成功への近道。 和久は各々が激論を交わすことで、新しい発見を見つけようとしていた。 花畑・大津・幸太。 考え方や方向性も違う。 一歩間違えば、内部崩壊の可能性もある。 だが、お互いをリスペクトしているからこそ、福部商店は様々な困難を乗り越えてこられたのだ。 「それで、社長の意見は?話がまとまらなくちゃ次の一手が打てない」 「ガツンと言っちゃらんね」 「まとめるのは社長の仕事です」 三人が和久の最終意見に注目する。 和久はゆっくりと立ちあがり、こう答えた。
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