episode 1 出会い

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今日は天気が良く、風も強くなく、穏やかな1日になるってさ。 天気予報の美人なお姉さんがそう言ってた。 顔を洗い、朝ごはんをたべるなど身支度を済ませ、家族との挨拶も終えた僕、熊之川 夜雨(くまのがわ やう)は玄関と外の境目であるこのドアを開けると、美人なお姉さんがゆっていたとおりの景色が広がっていた。 雲一つなく、小鳥が静かに鳴き、まるで僕の高校入学を快く迎え入れてくれているみたいだ。 気分よく歩くこと数分、僕が通う高校、平成高校が見えてきた。 高校近くなると、通学途中の男女学生がちらほら見えたり、自転車で爽快に僕を追い抜いて通学する人もいた。 校舎はいたってどこにでもある高校と言った感じだ。 近くで見るとよくそれがわかる。 平成高校の玄関先まで行くと、新入生のためのクラス別表が貼ってあった。 どうやらこの平成高校は一学年につき、クラスは5つしかないようだ。 都会ならもっと多いだろうけど、ここはそんなところではない。 僕はクラス表の前であつまっている新入生の大群をかきわけ、自分のクラスはどこなのか探した。1年3組のようだ。 さっそく学校内へはいり、新入生の脱いだ靴を置くために用意されたブルーシートに脱いだ靴を置き、あらかじめ用意した上靴に履き替え、クラスへと向かった。
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