プロローグ

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一部上場企業、その海外窓口を司る部署の課長として、女を武器にせず、男たちの中で対等に渡り合い勝ち残って来た。 ミッション系のお嬢様大学を出て、結婚までの腰掛けと軽く見られた悔しさから、企業戦士として寝食を忘れて働き、結婚と言う幸せを犠牲にはしたけど、それに見合うだけのキャリアを手に入れて来たと言う自負は有った。 社内では、行かず後家、鉄の女、お局、と色々言われたけど、気にもしなかったし、会社を出れば男にも不自由しなかったから適当に遊んで来たつもりだった。 けど、彼に再開して後悔するなんて… こんなに飢えを感じて彼を求め、抱かれる事に喜びと幸せを感じる事になるなんて… 彼の指から煙草を奪い、灰皿に押し付けると、彼を振り向かせ唇を重ねる。 悔しいけど、体が我慢させてくれない。 激しさをます私のキスに、私に向き直った彼の手が私の胸の膨らみを包み込む。 ベッドに倒れ込むと、私の脚を開かせてから彼はそのまま私の下半身へと顔を埋めた。 私の反応を楽しむ様に、焦らす様に執拗な愛撫を受けて、私は彼の名前を呼び、痙攣し、繰り返し何度も意識を手放しそうになる。 どの位そうしていたのか... 気付くと、既に朝になっていた。
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