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「あーあーあーっ!!面倒くさいっ!!」
主に俺と、この能力がっ!!おかげさまで、動体視力がダダ上がりだよっ!!
「面倒くさいって……ヒロが俺の誕生日に放送室の鍵をかっぱらったからいけないんだろ?反省くらいしろよ」
「野下ぁ~」
そう言って頭を撫でてくれるのは、短髪の野下。
俺の親友で、オデコは丸見えだ。
【まったく、ヒロは仕方ないなぁ】
お前は俺のおかんか、まったく。
でも、こいつのお陰で俺は俺のままで居られたんだ。
感謝しきれない程してる。だからこそ、頑張ったんだけどなぁ。
結果として、今反省文を書いているんだけど。
「だって、野下を泣かせてみたかったいたっ痛い痛い痛いぃ~っ!!」
撫でるための手が、瞬時に凶器に変わりました。
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