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「反省し足りないらしいなぁあ?」
あら怖い。
「ダメだよっ!!ノシノシっ!!ヒロちゃんがバカ以上のバカになっちゃうっ!!」
「うわっ!!ばっか、重いだろっ!!ぶら下がんなシュンっ!!」
俺の頭に圧力はなくなったけど、今度は重力が加わった。
一応、野下が頑張ってくれているが、それでも何割かは重さが来る。
身長縮んだら、どうしてくれるんだ。
「こら、シュン。落ちつけ、まず野下を離せ。で、おすわり」
重さがなくなった。
下がっていた視線を上げれば、中村が眼鏡をずり上げていた。
イケメンな上にさらさらな髪。
それは、幸か不幸か、教室に入ってきた風で持ち上がる。
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