一途過ぎる愛

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「ちゃんと呼んで」 胸の谷間に舌を這わせる 「ちょっ…、やっ」 「何が嫌?昨日はもっと激しいことしただろ」 「違…、昨日は暗かったから…」 こんなに明るい中で全身をさらけ出すなんて 「暗くても明るくても関係ねーよ。それに、千景の裸は朝からじっくり見させてもらったし」 「───っ」 円を描くようにあたしの体を撫で 顔のあちこちにキスの雨を降らせる彼 「あ、やべ。我慢しようと思ったけど、やっぱ無理だわ」 「やっ、もうダメ!」 夜通し求められたおかげで 股関節が痛いし腰が重だるい 「あともう一回だけ。な、ちーかーげ?」 「…本当に?」 疑いの眼差しを向けると 嬉しそうにこくこく頷いた 「じゃあ、い───」 言い終わる前に覆い被さり、キスで唇を塞がれる そして一回だけだったはずの約束は反故にされ 結果三回も襲われてしまった
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