第1章

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「……あんただったのか。ここ数ヶ月『あの事件』を筆頭に各地で様々な事件の関係者を殺してるのは」 「…だったらなんだというの?」 「あんたを捕まえる。そして然るべき処分を受けて貰う。それがあんたという異常者に殺された俺の家族を含む被害者への弔いであり…正義だ。」 「…ご立派ね。でも私からしたら私もあなたも同じようなものよ?お互い自分の正義という名目の下復讐を果たしてるだけなのだから。」 「ふざけるな!!あんたのやってる事のどこに正義がある」 「私は罰を与えただけ。私の唯一だったあの子を殺したあの人達を… あなた達警察を含めた国は罪人に罰を与えてくれなかった。だから私が罰するしかなかった…あの子のために。私の正義のために。終わることのない憎しみを持つ人のために……あなたも死んでください。
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