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「じゃあ、ベッドならいい?」
「うん……」
「小さくていいから、電気点けたい」
それには、やっぱり抵抗があった。
しかし、明らかにいつもと違う彼の様子に、これは受け入れようと頷いた。
「じゃあ、行こう」
彼は、私を抱き起すように立ち上がると、
そのまま私の手を引き寝室に向かう。
「あっ、テレビ……」
しかし、それには振り返りもせず、
「後で消すから」
そう言ったまま、私は、寝室へ引っ張られていった。
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