一章 天国へようこそ

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一章 天国へようこそ

ある男が、リストラを苦に自殺をした。 家庭は崩壊し、退職金も無い。明日から何をすればいいのか分からなくなった。 当て付けに、会社の屋上から飛び降りてやった。 目を開けると、そこには岩の柱がそびえ立つ荒野が広がっていた。 呆気にとられていると、そこに美しい女が現れた。 「天国へようこそ。ここではお腹は減らないし、歳もとりません。でも気を付けて。死神があなたを殺そうと狙っているよ。」 それだけ言うと、女は消えてしまった。 男は死神が恐ろしくなり、何処か隠れる所が無いか探し始めた。
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