1人が本棚に入れています
本棚に追加
一章 天国へようこそ
ある男が、リストラを苦に自殺をした。
家庭は崩壊し、退職金も無い。明日から何をすればいいのか分からなくなった。
当て付けに、会社の屋上から飛び降りてやった。
目を開けると、そこには岩の柱がそびえ立つ荒野が広がっていた。
呆気にとられていると、そこに美しい女が現れた。
「天国へようこそ。ここではお腹は減らないし、歳もとりません。でも気を付けて。死神があなたを殺そうと狙っているよ。」
それだけ言うと、女は消えてしまった。
男は死神が恐ろしくなり、何処か隠れる所が無いか探し始めた。
最初のコメントを投稿しよう!