ありきたりな異世界

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「....帰ってもいいですか?」 「だめです。帰られるなら騎士団に通報させていただきます」 「まじですか」 「まじです」 まじかーww こんな美人をぶん殴るのは嫌だしそんな気は毛頭ないからさっさと降参してもらいますかね。 「じゃあ、さっさとやっちゃいましょう」 「そうですね。では....行きます!」 お姉さんは後ろに下がった。 「第3位階魔法(ダイダルウエーブ)」 お姉さんがそういうと高さ5メートルくらいの津波が起きた。 「飛行魔法発動」 そのままいたら呑まれてしまうので飛行魔法で足場を作り飛び越えた。するとそこには氷の槍が20本ほど飛んできていた。 「おっと」 そのまま突っ込めば串刺しなので闇属性に変換した高密度の魔力を前方に飛ばし盾のように使った。同時に俺の姿も隠れたからお姉さんに向けて魔法を行使する。 「《ライトニングボルテックス》」 当てるつもりはもちろんないからお姉さんの周りに20回ほど雷を落とした。 無傷で俺が着地して一気に背後にまわるととお姉さんが俺を見失っていた。 「俺の勝ちでいいですか?」 背後から声をかけるとびくっとした後ペタンと座り込んでしまった。 「.....はい」
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