第8章 バーガーショップ

5/23

94人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
ようやく 通話ボタンを押す勇気が持てたのは 次の日の昼前だった――。 「やっと出たか。馬鹿野郎」 罵られているにもかかわらず 聞こえてきた第一声に 思わず心がきゅんとなる。 「ごめんね……」 そして 口をついて出た言葉。 「何が?」 何が? 確かに。 僕は何に対して詫びてる? 「電話、見てなくて」 誤魔化した。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

94人が本棚に入れています
本棚に追加