第13章  医者も、薬も

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さすがに一人暮らしも長かったというだけあって、 男性としては、寝室も含め、随分と綺麗な暮らしをしていた。 ところが、いま目の前にあるベッドは寝起きのままも明らかで、 布団は、だらしなく放置され、その上に無造作にパジャマが投げられている。 その上、サイドテーブルの上には数本の空のペットボトルが転がり、 そのうちの一つは飲みかけ。 そんな中、クローゼットだけが、 この3週間ほど全く開けられなかったのではないかと思うほど、 手つかずな感じに綺麗なままだ。
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