第13章  医者も、薬も

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そんな事を悶々と考えつつ、とにかく埃を落とし寝具を取り換える。 それから部屋中に掃除機をかけ、彼の方も水回りの掃除を終えて どうにかそこは元の姿に戻った。 そしてふと時計を見上げれば、時刻は6時前。 「夕飯、今夜は簡単でもいい?」 「うん。俺も手伝う」 しかし、そう言った彼にかぶりを振り、 ゆっくりとお風呂に入ってくるよう促した。 そして、それに彼が素直に従ってくれた間に、手早くうどんを作る。 ただ、それだけではあまりにも味気なく 私は、出汁巻き卵を添えることにした。
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