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「ありがとう、美味しい」
微かに笑って、そう言ってくれた彼は、さすがに口数が少なかった。
そして、やっぱり洗い物はしてくれるという彼に頼み
私は、バスルームに向かう。
しかし、とにかく今日は急いで上がろうと思っていた。
もちろん、この時点で、私の戸惑いがスッキリ消えていた訳ではない。
だが、どんなに予想はついても、彼からきちんと話を聞きたい。
その上で、二人で答えを見付けよう。
そう、私の心は決まっていた。
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