第13章  医者も、薬も

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「ありがとう、美味しい」 微かに笑って、そう言ってくれた彼は、さすがに口数が少なかった。 そして、やっぱり洗い物はしてくれるという彼に頼み 私は、バスルームに向かう。 しかし、とにかく今日は急いで上がろうと思っていた。 もちろん、この時点で、私の戸惑いがスッキリ消えていた訳ではない。 だが、どんなに予想はついても、彼からきちんと話を聞きたい。 その上で、二人で答えを見付けよう。 そう、私の心は決まっていた。
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