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「うん。じゃあ、どこかに行こうか。衛、何が食べたい?」
しかしそれに彼は、私の好きな物でいいと言ってくる。
「それなら、お店探して明日のお昼までに連絡するね」
こうして、変わらぬ会話を交わした翌日。
一週間ぶりに会った彼に、私は、微かに違和感を持った。
少し寒さも感じるようになった、この季節。
水炊き鍋を間に挟んだ彼が、少し疲れているように見えたのだ。
だから、
「今、忙しいの?」
相変わらず率直に訊いてみたが、それに彼はかぶりを振る。
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