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その時、ギルドの扉が開いたので周りにいた皆の視線を集めた。
「やっぱりこちらでしたか」
パリさん付き護衛兵のジュージヤさんが入ってきて沢山の人に囲まれている私を見つけて言った。
「ジュージヤさん?どうされました?」
受付のアンナはカウンターへ戻りながら聞いていく。
「あ、いや、今日は依頼を受けに来たんじゃないんですよ」
アンナに手で制してからジュージヤさんは、私に向き直る。
そう来たか…
気配で気づいた私は
「アンナ、奥の部屋をお借りしてもいいかしら?」
座っていた椅子から立ち上がった。
「はい、二号室をお使いください」
「ありがとう、じゃあジュージヤさん、行きましょうか」
「さすが…話が早いですね」
感嘆の息をつきながらジュージヤさんは私に続いた。
周りの視線はガン無視だ。
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