229人が本棚に入れています
本棚に追加
「あの後、調べが進められたのじゃが…」
パリさんの顔色は悪い。
「私のことならお気遣いなく、と申し上げました、大丈夫ですよ、そのまま教えてください」
ニッコリ笑って言えばパリさんも少し優しめに微笑んでくれた。
「やはり不可思議なチカラを感じるのぅ…」
「そうですか」
私の素性をわざわざ話す必要は無い。
「ハンナの主張が正しいのか確かめに来たのじゃ」
「ハンナさんの主張?じゃあちゃんとした理由が分かったのですか?」
「そうです、でもその主張がとんでもなくて…」
ジュージヤさんの困惑気味な態度にこちらが困惑するわ。
.
最初のコメントを投稿しよう!