■4-のわっっ![消音!消音!]

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『ははっ…なんだよ。そんなにコレを……ブチ込んで欲しかったのかよ?こんな……自分からイヤらしく腰振って。……淫乱』 耳元で、さっきよりもさらに生々しく声が聞こえる。 まるで直接オレに言われてるみたいだ。 ちがう……オレはそんなこと……。 必要のない言い訳を思い浮かべる。 混乱したまま三度繰り返して聞いてしまっていた。 そして次のボタンへカーソルを合わせる。 《…おまえの…》 クリックすると、こらえるような吐息が聞こえてきた。 『はぁ…お前の中……すげぇ、きもちイイ……はぁっ…んっほら、お前のコレも気持ち良くってたまんねぇって、雫垂らしてビクビク震えてる。ヤラしいカラダだな』 耳元で紡がれる喘ぎまじりの声に身をすくませる。 ヘッドホンの中の音の振動で、直接吐息を耳にかけられてるみたいだった。 はっ…はっ……。 自分の息が浅くなってるのにも気付けなかった。 しばらく身じろぎもできずにいたが、ゆっくりとまた再生ボタンにカーソルを合わせる。 恐る恐るボタンを押した。 『はぁ…お前の中……すげぇ、きもちイイ……はぁっ…んっほら、お前のコレも気持ち良くってたまんねぇって、雫垂らしてビクビク震えてる。ヤラしいカラダだな』 目を瞑って声に集中する。 ゾクゾク……背中を何かが駆け上がる。 『お前の中』って、完全にヤって……るんだよな。 また、再生した。 『きもちイイ…はぁっ』の吐息に、耳をくすぐられ何度もビクンと肩が跳ねる。 『ヤラしいカラダだな』なんて自分が言われてるみたいで言い訳したくなってしまう。 ……アンタの声がヤラしいのがいけないんだ。 耳が熱い。頭がぼっーとなって、さっきからずっと胸がドキドキしている。 ゆっくりと目を開ける。 これはヤバい。 男の声に……なに夢中になってんだ……。 肩の力を抜いてはっと気付く。 いつの間にか自分の股間に手をやっていた。 何やってんだオレ! まずい。このサイトはダメだ。 山田力……くそっロクでもないゲームまで引き受けやがって。 他もこんなのやってんじゃないだろうな。 ……他も……。 いや、何考えた?もう検索はしない。 どうせろくな情報は見つからない。 ……いやいや、そうじゃない。 だから、山田力のエロい声なんか聞いてどうする。 オレはアメーディオ様とか大地くらいで充分だ。 いや、充分てなんだ。 だから…男の声に…男の……。
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