■7-ふむふむ。[結局ティッシュも使ったな]

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喘ぎの勉強のため、フー太におすすめの『ホントに喘いでるAV(アダルトビデオ)』を持ってこさせた。 父ちゃんのだから早めに返せといいつつ貸してくれた。 バレると生魚の頭をぶつけられるかもしれないらしい。 フー太の父ちゃんは魚屋だ。 オレのために、そんな危ない橋を渡って3本も持ってくるなんて本当に友情に厚いヤツだと見直した。 部屋の電気を暗くし、ティッシュもスタンバイ。 AVを観る時の日本男子の伝統的作法だ。多分。 ストーリー部分はどうでもいいので飛ばす。 オフィスで上司と思われる男に言いくるめられて服を脱いでってるみたいだ。 そんでエロ突入。 眉根をしかめてあんまり気持ちよさそうじゃない。けど、だんだんノッてきた。 うーん?本気かどうかよくわからない。 だいたいのところを観て、次のAVに入れ替えた。 こんどは病院でナースが患者と医者にヤられる話だった。 んー、喘ぎがリアルっちゃぁリアルだけど。 いや、リアルっつうか……変な声だなこの女。 リアルすぎて夢が壊れたんじゃゲームボイスとしてはダメだよな。 まあ、声ばっか注目しなきゃAVとしてはエロくてよかった。 次は女子高生風の女が訪ねていった友だちん家でヤられるAV。 まぁまぁピュアな感じだ。 喘ぎ声も控えめでかわいい。 そして貧乳。いや、微乳? さっきからずーっと、後ろから手をまわされて乳首をいじられてる。 スカートと靴下ははいたままってのがこだわりか? それにしても気持ちよさそうだな。 乳首……サリュもいじられるの好きなんだよな。 ……。 ティッシュを用意して観たけど、声に意識を集中したせいか抜く気になれなかった。 股間はそれなりに反応してるけど、あんまりさわりたいと思わない。 また、ベッドに寝転んで天井を見つめる。 最後のあのAVみたいに小さな喘ぎ声でも大丈夫なんだよな……。 つか……むしろ。 『赤く熟れた果実がもっと…って誘ってるみたいだ。ふふ…かわいい反応だ。そんなに…ココが好きかい?』 散々聞いたセリフを思い出す。 「ん……」 無意識にさっきのAVの乳首を執拗に責める指の動きを再現していた。 実は映像を観ている時からすでに乳首は固く反応していたんだ。 「まだ……ちょっとだけだけど。気持ちいいかも」 目をつぶって乳首に走る痺れる感覚を追う。 手で大きく胸をなで回しながら乳首をこね回すと、いつの間にか腰が勝手にうねっていた。
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