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「ひはっ!」
急に訪れた強い快感に驚く。
けど、それを逃さないよう、さらに激しく指を動かす。
「んんん…はぁ…気持ちよくなってきた…。でも…んもう。ムズムズする。『オーリオ……オーリオここばっかりじゃヤダぁ……』」
溜まるばかりで解放されない快感がもどかしい。
我慢できずに股間に手を伸ばす。
すでにヌルヌルで早く触ってと言わんばかりに力強く主張している。
はぁ……いいっ。やっぱこっちだ。
あ、声だすんだった。
「ん……んぁ」
自分のモノを強くこする。
「うくっ…ん」
そんな可愛くない声オーリオに聞かせるつもりか?
「うう…『はぁっ……オーリオッッ』」
ちがう。
「んっんんっっっはぁっっ」
キモチイイ。
なんか、いつもと違う。
声出してるせいで雰囲気っていうか、そんなのに後押しされてキモチよくなってしまってる。
頭が痺れるみたいな変な感じだ。
「はぁっっんんっっ」
こらえるようなちっちゃい声の方がかわいらしく聞こえる気がするな。
セリフの練習の時に使っていたスマホのボイスメモを起動した。
そしてそのまま股間と胸を同時にいじる。
さらに意識して声を出してみた。
「んくっ……」
乳首のへの刺激に身体をくねらせる。
股間への直接的な刺激と、胸へのもどかしいような刺激でたまらない気持ちになった。
……女が身体をよじってよがるあの感覚が、ちょっと分かったかもしれない。
サリュもオーリオにこんな風に女みたいにされて喘ぐんだ。
はぁ……。オーリオ…もっと気持ち良くして……。
うう…すごい……イイ!
「あっっあう……」
身体がおかしくなったみたいだ。今までこんな風に快感にもだえたことなんかない。
いつもとは全く違う感覚……。オーリオこんなっ!こんなっ…ぁ……!
「あふ…ん。イイ…。んんっ…あっっ、もうちょっと。んん………」
もうちょっとでイキそうだ。
「はぁっはぁっっ!」
荒い息を繰り返して、股間への刺激を強める。
夢中で幹をこすり上げ快感をむさぼった。
キモチイイ!
こんなの初めてだ。
もう……イクっ!
顔をしかめて快感に耐える。
「んくっ…はぁっはぁっっ…あう…んんん………んくっ」
……イった。
イったよ……。
なんか、変な感じだ。
一方に冷静に観察する自分がいて、一方でいつもよりずっと、もう滅茶苦茶感じまくってた。
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