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僕は、3年後の君だ。
僕は能力を手に入れた。
最初に飛んだ時、僕は学校の教室にいた。
友達とオセロをやっていたらしい。
初めての事に困惑する中、僕は教室の窓際に星川雫の姿を見付ける。
もし今奴が現れたら、僕は彼女を殺してしまうかも知れない。そう思い、僕は慌ててその場から離れて屋上に向かった。
そして、柵を越えた。
君が今考えているように、誰かに危害を加えてしまうぐらいならと、僕も死のうと思ったんだ。
だけど、その時気付いた。
奴の言っていた事は真実だ。星川雫はいずれ世界を変える事になる。能力を手に入れた今の僕にはそれが分かった。
だから、僕が死んでも何も変わらない。
むしろ、僕のこの能力を使って未来を変えなければならないんだ。
今現在の彼女を取り巻く環境は複雑で、誰かに強制的に薬を作らされているようだ。
戦う相手は奴だけじゃない。
町の廃工場に今後必要になりそうな物を用意しておいた。
恐れなくても大丈夫。
僕なら奴を抑え込める。この身体をもう奴の好きにはさせない。
ここを出るんだ。
そして…
彼女を救え。
ーおわりー
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