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あれから、わたしはクラスでシカトをされるようになった。
別に痛くも痒くもないけど、私のことを知っている黒からしたらこんな方法は何の役にも立たないことを知っているはずだ。
なのに、なんでこの程度のことに労力を割くのだろう。
いつも通り教室でノートを取りながら授業を聞く。
相変わらず、黒は化粧をしている。
ピンポーンパンポーンと急にアナウンスが流れた。
「小森白さん、大林黒さん、至急校長室まで来てください。お客様がおいでです」
黒はそのアナウンスに反応をせず、アイラインを引いている。
わたしは席を立った。
「先生、呼び出しがあったので行ってきてもよろしいでしょうか」
「はい。大林さんはいいのか?」
「私は別にいいわ。用事があるなら勝手に来るでしょ」
先生は溜息をついた。
わたしはそれを後目に教室を後にした。
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