第8章

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一冊の通帳だった。 「これは・・・」 しかも名義人は“俺”だった。 「桜からの遺言だったのよ・・・」 「えっ!?」 おじさんが、俺達に説明をしてくれた。 桜は自分が生きれないとわかっていたから、結婚費用は、蒼の名義の通帳に移すように。 その中から、生まれて来る子に使ってと・・・ 先に息子が亡くなると、ご両親に通帳はそのままで、蒼に大切な人が出来たら渡してあげて・・・
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