第11章
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『いらっしゃいませ』 「すみません、北原建設の専務さんは、来られてますか?」 『奥の座席に』 案内された。 中には専務とあの女がいた。 「入りなさい・・・氷室君と美月さん」 専務は美月を名前で呼んだ。
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