第1章

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放課後の夕焼けに染められた教室の中、歴史マニアの青年は幼馴染に、自分は余命宣告を受けていることを告げた。 A「なんで今まで隠してたの!小さい頃から嘘なんてついたりしなかったのに。」 B「ごめん、だけど君に伝えて悲しませることは、僕には出来なかったから嘘をついてまで隠していたんだ。」 A「私、あなたのことが好きだったのに!なんで・・・こういうことになるのよ!」 それっきり、幼馴染の少女は泣き崩れてしまった。放課後の校舎の中で、静かに少女の嗚咽が響いていた。
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