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遠距離恋愛の彼氏の事は、兄やんと呼んでいます。
なぜなら、兄やんは知り合ってから14年間、兄貴的存在で、最初の離婚をしてから働いていた派遣のバイト先で知り合ったバイト先の先輩だったからです。
もちろん、兄やんは私にとって恋愛対象ではありませんでした。
何でも話せるアニキって感じでした。
でも、今考えれば、私が彼氏とケンカしたりした時に冗談のように
「俺にすれば?」
とか、言われてたんですよね。
そう考えてみると兄やんからのアプローチはされてたんですよね。
私が気づかなかっただけの話。
2度目の離婚してからは、もう結婚はしないと決めていたので、それを受け入れてくれる彼氏を作っていました。
ある日、彼氏と別れ、兄やんに報告したら、また冗談のように
「俺にしとけば良かったのに」
って言うから
「次は兄やんにしようかな」
「本気?」
「マジだよ?」
いつもの冗談のように返してたら話は真面目な話になった。
「遠距離だから結婚は出来ないぞ?」
「結婚はもうしないつもりだから調度良いんじゃない?」
「ここまで長かったな、遠回りしたな」
「?」
「今更冗談とか無しだからな?!」
「え?」
という訳で私達は付き合うことになったのでした。
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