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それから7ヶ月。
私の誕生日が終わって月末ギリギリに兄やんから電話がありました。
「誕生月だから電話した。おめでとう」
「あぁ、ありがとう。てか、連絡こないから心配してたんだよ?」
「あー悪い。連絡が来てたのは知ってたけど、めんどくさかったから…」
いやいや、貴方。めんどくさかったからって連絡しないとか…どんだけなんですか?
怒りを通り越して私は呆れた。
「仕事はどうなってんの?」
「してるよ?店は潰れたけど、今は秋葉原の店に居るよ」
「そういえば誕生日に送ったキーケース届いた?」
「あ、悪い。交番着いたから切るわ。交番に用事が有るんだよ」
ブツリッ。
電話は切れた。
7ヶ月ぶりにした会話は10分足らずで切れました。
肝心な事は聞けないまま切れた電話。
私は呆れましたよ。
放置され続ける覚悟をしました。
そんな中私は自宅と実家にWi-Fiを引いて現実逃避する事にしました。
YouTubeで見つけたアジアのプリンス。
そう、チャン・グンソクです。
私の小説にも出てくるグンチャン。
ハマりました。
もう、すっかりウナギです。
毎日YouTubeで動画とか観たり曲を聴いたり。
グンチャンがやっているTEAM Hにハマり。
毎日がチャン・グンソクという生活になりました。
例え兄やんから暫く連絡がこなくてもグンチャンを観聴きする事で私のモチベーションは維持できそうです。
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