第20章  衛の秘密(続き)

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結局、無計画のまま突入したゴールデン・ウィークは、 無事に仕上がったお店のプレオープンに連休の初日前夜に招待され、 彼と一緒に出向いただけ。 あとは、少しゆっくりしようということになり、 ついでに通常は行き届かない部分の家事と衣替えを終えて、 文字通り、のんびりと過ぎていった。 ところが、連休も明け、一週間も経つ頃。 私は、小さな彼の変化に気付き始めた。 そして、最初に気付いた事は少しずつ減る彼の食欲だった。
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