第20章  衛の秘密(続き)

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元々、特別な運動をするわけでもないが、あまり太る体質でもないらしく 彼は、結構スリムな体型をしている。 しかし、そんな容貌とは反対に、ちょっと驚くほど意外な健啖家。 ところが、このところ、然程、帰宅時間が遅いわけでもないのに 夕飯を不要と連絡してきたり、 同居するようになってから習慣になっていた朝食も、再び抜くことも度々。 それでも当初は、特別疲れている様子もなく、顔色も良いため、 少し忙しいのだろう程度に勝手に考えていた。 だが、次に引っ掛かったのが増えてきた溜息。
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