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私は気力を振り絞って、どうにか周りをギロリと睨む!!
「……」
「……」
いきなり、掛かって来る者はいないようだ。
「お前達っ!!」
私は周りの海賊を睨みながら叫んだ!!
「パウルは死んだ!!」
「……」
「他に死にたい奴がいれば前に出ろっ!!」
……駄目だ。倒れそう。
とりあえず、一歩前に出てくる奴はいないようだな……
「死にたくない奴は……私に従えっ!!悪いようにはしないっ!!」
「……」
どうだっ?
「……」
どうする?お前達……
「……」
駄目、倒れそう……
「……」
「……お、おおぉっ」
「おっー!」
「おぉっー!!」
「おおー!!」
「おおっー!!」
歓声が上がる!!
よし。周りの海賊どもは私を新しい親分として認めたようだ!!
これが私が名実共に海賊になった瞬間であった。
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