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(朝ご飯出来たぞー!!)
ちょうど制服を着替え終えた頃、
階下から養父さんの声がした。
俺、南條 輝夜はこの家の養子だ。
本当の両親は既にいなくて、
片目だけ青色の瞳の性で親戚をたらい回しにされて落ち着いたのがこの家だった。
自分の部屋にある小さな仏壇に手を合わせる。
養父が用意してくれた大切なもの。
「おはよう、父さん。」
リビングに入ると既に料理は完成していた。
父さんは流石だと思う。
父さんが早く席に付きなと、
目線で促してくれたので座った。
「輝夜、美味しい?」
「いつも美味しいよ、父さん。
てか、父さんも食べなよ。」
父さんと会話しながら楽しく食べる朝食は
すっごく大好きだ。
いつもこーやって、当たり前の食事が尊くて有難いと思えることに感謝したいくらい大好き。
朝食に使った皿を片付けてから、
何時もの日課、片目に黒のカラコンを入れる。
父さんはカッコイイから隠すな、と言ってくれるけれど過去のトラウマでカラコンが欠かせなくなった。
「父さん行ってきます!」
「行ってらっしゃい、気をつけて!」
今日も平凡な1日が始まる。
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