シンデレラちゃん、気をつけて。

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「いいや、正確に言えば、もうお前さんの寿命はほぼない。お前さんが時を戻して欲しいと私を訪ねて来た時には、もうとっくにあと1年の命と知っていたのさ。だから、1年しか吹っ掛けられなかったんだよ。」 そ、そんな。10代で死ぬなんて知らなかった。聞いてないよ。 私の目の前が暗くなって行った。 胸が苦しい。 私は膝から崩れ落ちた。 「すまんな。アンタのぶんまで長生きさせてもらうよ。」 魔女の顔がくしゃくしゃっと笑った。 シンデレラは末永く王子様と幸せにくらしました。
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