プロローグ

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『次は市川です。お出口は右側です』  現在彼は千葉の西側東京都の川向かいの市川市のアパートに住んでいる、しかも駅の近く。彼の通う大学もこの市川市にある。  駅前のコンビニで弁当を買って自分の部屋に戻る。 「あ、北斗いま帰り?」  彼に声をかけたのは幼なじみで隣の部屋に住む佐倉あやめ、こちらも19歳。 「うん」 「またコンビニで済ませるつもり?」 「うん、楽だからね」 「言ってくれればご飯作るから、ね」 「そのときは言うよ」  そう言って彼は部屋に入った。
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