第3章

16/56
前へ
/56ページ
次へ
「あっ、晋也待って…」 家に入るなり玄関の壁に追いこまれる。 「…待てない。さっき中断させられたから、ムリ…」 「…あっ、んっ…し…ん…」 深く重なりあう唇。 晋也の手が下に伸びいきなり内股に手を這わす。 「…やっ、ん~っ…」 唇を深く塞がれたままなので声に出せない… 内股を這っている晋也の手をぎゅっと掴み抵抗を試みる。 晋也の手が止まり、手が体を這いながら上に伸びていき、顔の横の壁に手を当てる。 「…今日の服…ピッタリしすぎじゃない?」 「…えっ?」 いきなりの服のダメ出しにびっくりしすぎて目を見開く。 「ほら、こことか、こことか…」 そう言いながら胸とお尻に手が触れ、 「…あっ…」 体がビクッと反応する。 「…そうかな…仕事上お洒落には気を使ってるから。」 「お洒落…ね~。」 少し納得いってない感じ… 「…少し、気を…つけます…」 再び唇を塞ごうとする晋也に、今度こそ手で制し、 「あの…ここはヤダ。」
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加