第3章

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「お疲れ様です。」 優が晋也に挨拶をする。 「お疲れさま。」 晋也はすんなりOKを出し、来てくれた。 晋也と目が合いなぜか顔が赤面。 「陵、顔赤いよ?」 優にムダに突っ込まれ。 晋也にガン見され。更に服にも視線が行ってる… うわ!ヤバい!この服だった… でも…優とだし、いい…よね? そんな私の心情とは裏腹に食べ物に興味津々の晋也。 「ちょっとちょうだい。」 「うん、どうぞ。」 晋也が私の食べかけの料理を当たり前の様に食べる。 そんな私達のやり取りを黙って観察してる優。 すると突然優が、 「立野さんは、陵の事どれくらい好きですか?」 ブッ!! どこがそれとなく!? 単刀直入じゃん!! 私と晋也が二人同時に吹き出すと、楽しそうに笑う優。 「…優?何?いきなり…」 苦笑いの晋也。 「…どれくらい…それって言葉に出来るか?」 晋也の鋭い突っ込み。続けて晋也は私の顔を見ながら、 「…ん~…」 唸りながら頭を抱えてる晋也。 そうだよ、そんな事言葉に出来ないよ。 晋也は少し顔を上げながら、意を決したように、 「………一番…大切な存在…だな…うん。」 えっ… 言葉にしてくれた事にびっくりする反面嬉しすぎて、涙腺が… 当の晋也はもうそれ以上は…と、頭を抱えながら、チラッと私を見て、涙ぐんでる私にポンポンと頭を撫でる。 優は私に目配せをし、 えっ? 今伝えろって事? う~ん… 悩みながらも、 晋也は言ってくれたし、言わないと… 「…………ありがと。あたしは、晋也の事…どんどん好きになってるし…晋也の気持ちも伝わってきて、今凄く幸せ…です。」 お互いが照れ笑い。 恥ずかしーーーーー!! 「ごちそうさまでした!!」 手を合わせる優。
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