25人が本棚に入れています
本棚に追加
「今日…泊まってもいい?」
恥ずかしさ一杯の私は顔を俯きながら聞いてみた。
「………陵、泊まるって事は…」
晋也の驚きと動揺が伝わってくる。
私は晋也の言葉を遮り再び思いの丈をぶつける。
「ごめんなさい、あたしがこんなだから…分かってるよもちろん。あたしも早く晋也と…って思う反面、恥ずかしさが勝ってしまって。それが出てしまってたよね。だから…晋也、いつも途中で止めて…あっ…」
晋也は私の言葉を遮り、強く抱き締める。
深い溜め息を吐きながら、
「…陵…確かに、様子見てた。陵の反応から一気に進めない気がして。…だけど、正直限界だった。…俺も男だからさ、大事にしたいって思う反面、抱きたいって思いとかなり葛藤してて。だからといって陵に対する気持ちが変わるとかはないから。…いいの?」
晋也に抱き締められている腕の中で大きく頷き…
「…あたし、今日はそのつもりで来たから…」
「…ん、分かった…」
最初のコメントを投稿しよう!