第3章

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「今日…泊まってもいい?」 恥ずかしさ一杯の私は顔を俯きながら聞いてみた。 「………陵、泊まるって事は…」 晋也の驚きと動揺が伝わってくる。 私は晋也の言葉を遮り再び思いの丈をぶつける。 「ごめんなさい、あたしがこんなだから…分かってるよもちろん。あたしも早く晋也と…って思う反面、恥ずかしさが勝ってしまって。それが出てしまってたよね。だから…晋也、いつも途中で止めて…あっ…」 晋也は私の言葉を遮り、強く抱き締める。 深い溜め息を吐きながら、 「…陵…確かに、様子見てた。陵の反応から一気に進めない気がして。…だけど、正直限界だった。…俺も男だからさ、大事にしたいって思う反面、抱きたいって思いとかなり葛藤してて。だからといって陵に対する気持ちが変わるとかはないから。…いいの?」 晋也に抱き締められている腕の中で大きく頷き… 「…あたし、今日はそのつもりで来たから…」 「…ん、分かった…」
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