第3章

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「ベッドがいい?」 「…うん。」 晋也に手を引かれ寝室に移動。 ベッドに腰掛け、私の髪を掬い上げ… キス… 気分を高める為なんだろう、とても熱いキスが続く。 晋也の優しさに胸が締め付けられる。 右手は後頭部、左手は膝の上に置いた私の手を指で絡め、何度も何度も舌を絡め合い。 次第に首筋に移動した唇は、舌が幾度となく往復する。 「…あ…」 体の力が抜けベッドに沈み… 晋也が覆い被さり首筋から鎖骨に何度もキスを落とす。 晋也の手が脇腹から徐々に上に這い服の上からそっと膨らみを包み込む。 晋也… 初めて触れられた場所。 晋也の手は優しく動き… 「…陵。」 不意に名前だけ呼ばれ、晋也の手が下にどんどん降りていき、スカートの裾に手が滑り込み… 少し捲り上がってしまい… あっ、今日ワンピースだった! 「…っ…晋也、あの…これ一枚で…」 それ以上何も言えず晋也の手を押さえていると、察した晋也は、 「…ワンピースだしな…ワンピース着て来るからだろ?」 クスッと微笑み私の髪を撫でる。 「…そこまで、考えてなかった…」 「ま~、そうだよな。じゃあ……キスに集中してて。」
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