井田商事殺人事件

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死因は果物ナイフによる心臓を一刺しで殺傷。果物ナイフはトランク内にあり、指紋なし。 死亡推定時間は五月四日20時頃。防犯カメラと一階玄関ホールに映っていた時間が21時。 犯人は黒いレインコートと透明な傘を所持。顔までは判らないが175センチの男性。 彼の交遊関係は彼女『小山 有紀』以外、特になし。会社の同僚、部下ともいさかいなし。女性関係も彼女以外なし。真面目な社員だったとの事。 もう一つの殺害遺体は、身元は井田商事『田中 徹』56歳、総務課部長。遺体は部長室の床下から発見。腐乱して蝿が飛び回り床下を見た清掃業者が発見した。 死因は頭部を鈍器で殴打され、頭蓋骨陥没による即死。凶器は不明。 死亡推定時間は五月一日0時前後三時間。玄関ホールの防犯カメラには四月三十日、12:30に映っていた。 犯人は不明。山崎利久さんの事件もあり、警察は犯人を同一人物の犯行も視野に入れて捜査中。 田中徹は社内ではよく、セクハラをして女子社員から嫌われていた。 夫婦間は愛人や繁華街での夜遊びで冷えきっており、離婚間近だったらしい。 警察捜査本部は井田商事の不正疑惑、怨恨、同一犯行も視野に入れて捜査中。
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