井田商事殺人事件

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それから一ヶ月後のお昼。モーツァルトで朝から小説のプロットと考えていると。 マスターが聞いてくる。 「拓磨君、拓磨君の小説は推理小説じゃないのかね?」 「いや~俺、殺伐とした推理小説は書けないんです」 「えっ、勿体ない!でわ、何の小説?」 「…恋愛小説」 「えぇ~!?何でまた?」 「俺、恋愛が余り経験が少なくて、理想的恋愛を小説に」 「うむぅ~確か、拓磨君、彼女いないよね、無理何じゃない?ほら、恋愛を沢山した人は経験上、ネタが有るけど経験が少なくて書けるのかい?」 「うぅ~それわ、、」 マスターとそんな話をしていると背後から忍び寄る人影が。 「拓君!話しは聞いたわ!」 俺が振り向くといきなり綾に深いキスをされた。 「んっ!」 綾の唇が離れると真っ赤な顔で綾は言う。 「よし、今日、今から私が拓君の彼女ね!」 「えっ、今から!?はぁ~綾は俺で良いの?」 「うふふ。私は拓君なら、何時でも何処でもウェルカムよ!」 「はぁ~綾、よろしく」 「やったわ!麻美ちゃん!」
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