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小山さんが泣き顔で訴える。
「利久さんの遺体の発見と犯人を見つけて下さい。お願いします」
俺は北山さんに言う。
「北山さん、俺は探偵じゃないよ」
「拓磨君はもぅ～れっきとした探偵よ。前にも事件を三つも解決したじゃない！」
「はぁ～やれやれ。遺体の発見は店長に頼んで息子さんが動けば何とかなるかな？犯人は警察の調査と機動力がないと何とも言えないかな？」
「そう、良かったわね！拓磨君が引き受けてくれるって！」
「ありがとうございます」
俺は占いの個室から出ると、店長に相談した。
「店長、ちょっとお願いが」
「んっ？借金なら、断るぞ！不景気だからな！」
「違う、違う！井田商事のオフィスビルのエレベーターに殺害された死体があるかもしれないから、警察に調べて欲しいんだ」
「何ぃ～！？何処からのたれ込みだ？」
「それが、北山さんの占い」
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