第1章

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俺は芝川慶彦、今年も美術部で冬コミに出る事になった 『慶彦、また徹夜で描いてるのか、で、今回の同人誌は…』 『兄さん攻めx俺受け』 『また近親相姦かよ、懲りねぇなおい』 『大体俺の描く同人誌は腐男子、腐女子向けだからさ』 『色々とアカンだろ』 『気にしたらだめだよ』 『やれやれ、寝るわ、おやすみ』 『おやすみ』 翌朝 『半分終わった…!?』 朝8時過ぎ…早く準備しないとマズイ 『慶彦…また寝てないのか、仕方ない、送ってくから着くまで寝てろ』 『兄さん、ごめん』 また兄さんに迷惑かけちゃった 『くぁー…Zzz』 『やれやれ…ダメな弟だけど、可愛いから仕方ないよな』 兄さんは所謂ブラコンで俺が関わるとNOと言えないのだ、今日もそうだ、徹夜明けで寝てない俺に学校に着くまで寝てほしいとかある意味末期なのかもしれない『…ふぁー…兄さん、おふぁよ』 『もう起きたのか、もうちょいで着くから外でも見てろよ』 『兄さんと話してる方が良い』 『お前なぁ…学校は楽しいか?』 『まあまあかな?』 『部活は?』 『そりゃ勿論楽しいよ』
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