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「26歳にして1000人以上か。化け物かコイツは」
「精神や思考に重大な欠陥は見当たりません。今からでも、彼は機能します」
政府の高官と思われる男2人が、とある男について話していた。
傭兵として各地を渡り歩き、明確に彼の仕業だと分かるものだけで1000人以上の殺害が認められる、そんな危険人物だ。
「……君は、それでいいのかね?」
「断ったら危険人物扱いで今すぐ殺すんだろうが」
男は、2人を睨み付ける。
手足を拘束されているが、その殺気は近くの2人に恐怖を感じさせた。
「……いいだろう。君を処刑人に任命する」
「まぁ、楽しみにしてろよ。俺の働きをな」
法の下に人を殺める処刑人が、今この瞬間、この世に誕生した。
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