第9章 非常事態

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言葉じゃない。 「アア……可偉人……」 触れてもいないのに チュパチュパと 啜り上げるようなリップ音だけ――。 「どうだ?思い出すか?」 沈黙の中 いやらしい音だけ 僕の耳元に聞かせるんだ。
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