第9章 非常事態

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「アッ……」 2年間 忘れていた味だった。 奪われた 僕の初恋の味だ。 愛しさが込上げると同時――。 口づけが深まるにつれ 「なんでだよっ……!」 「しーたん?」 納得がいかなくなる。 気づけば僕は 「なんで……おまえはっ……」 力いっぱい 可偉人の腕を振り払っていた。
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