第2夜 悪魔の子

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キラキラと輝くナイフから滴る血。 渇ききった口の中によく染みる。 「ねぇ、ママの血ってこんなに美味しいんだね。」 さっきまで、「ミィチャン」と呼んでいたそれはただの肉片となり、私の眼前に転がっている。 ジュルジュル ヨダレが止まらないよ、ママ パパを食べたんでしょ? じゃぁ、私はママを食べてもいいよね。 私はママの子なんだから。
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